HPを持つ際にお客様が必要な準備
「ホームページを作りたいんだけど…。」というご相談を良くいただきます。
多くのお客様は、どうしたらHPを持てるのかわからないという不安をお持ちかと思います。
そこで簡単にですがHPを持つために必要な知識や準備について説明していきます。
一番大事なのはなんのためのHPかということ
・会社のパンフレット代わりとして
・新製品の情報発信の場として
・採用のため
・販路拡大のため
HPは方法次第でなんでもできますが、1つのHPで全て実現するのは難しいです。
また、HPはゴールではなく、目標を達成するための手段ですので、まずは目標を決めていただきます。
そしてその目標はどんなお客さんに対してなのかが決まれば打合せの段階で話がスムーズです。
「こんな情報をHPで出したい」というクライアント様の意見だけでなく、こちらから「こんな情報出したらどうですか?」という提案をし、
打ち合わせでなるべく多くの情報を持って帰り、サイトマップやデザインラフに落とし込んでいきます。
サイトマップとデザインラフという聞きなれない言葉が出てきましたが、そのまえにHPについて説明をさせていただきます。
HP(ホームページ)とは
Web上の店舗や看板、ほかにも多くの役割を持っています。24時間誰でも見ることができるます。
HPを持つためにはサーバーやドメインが必要です。
簡単に言えば
HP=建物、サーバー=土地、ドメイン=住所です。
サイトマップとは
建物のフロアマップです。玄関入って受付を通り抜けた先は営業部です。とか3階に経理部があります。とか。
デザインラフとは
建物の外観や内観です。
制作の段階で制作側と担当者側でよくぶつかるのはここです。
なぜかというとそれぞれの「好み」があるからです。
制作側は好みを殺して目標に対して結果を出せるようなデザインを出します。
極端な例ですが、取引先が企業ばかりのバリバリ製造メーカーなので落ち着いた色合いでまとめたが、担当者は明るくポップなデザインが好きなので「もっとカラフルにしてください」と言われてしまう。
よくあることです。
僕は制作者側なので担当者側の意見を述べることはできませんが、制作者が出したデザインラフに疑問を思うのであれば「こうしてください」ではなく「なぜここはこうなんですか?」と質問してください。
何かしら意図があると思います。疑問を投げれば投げるほどさらに洗礼されたデザインにもなると思います。
ここまでで
建物の全体像は見えました。デザインラフの中で「こんな写真がほしい」「こんな文章がほしい」と制作者側から提示があると思いますので、それを集めていただきます。
写真や文章、イラスト
手持ちの写真で使えるものがあればいいですが、大体は撮影する必要があると思います。
ですので写真を撮影するカメラマンや文章を推敲するコピーライターの方に依頼する場合が出てきます。
人が増えればお金がかかるのは当然です。
ですので制作でかかった費用を早く回収するために、当然ですがしっかりとしたHPを作っていきます。
写真や文章をどうするかなどは打ち合わせの際にご相談いただくと後々スムーズにいくと思います。
サーバーやドメインの契約
すでにサーバーをお持ちの場合でも、HPを動かすには厳しい場合もあります。
契約プランの見直しなどもありますので、こちらも打ち合わせの際にご相談ください。
ドメインも新規でとるのか既存のを使用するかなどありますのでこちらもご相談ください。
ここまできたらHPの公開は可能です。
HP公開後は
HPがパンフレットなどの媒体と比べて便利なのは情報が変わった際に更新できることです。
パンフレットなどでは「まだ3000部余ってるのでなくなる目処が立つまでは刷りなおせない」と考えてしまいがちです。
印刷費も安くはないですし。
文字を変えたりする際はHPもパンフレットと同じ感じで大丈夫です。
制作会社に「ここが変わったので直してください〜」といえば見積もりしていただけると思います。
パンフレットと違うのは24時間お客様が見れるので24時間ウィルスなどのスパム攻撃に対応しなくてはならないことです。
ですのでバックアップなどを制作会社に依頼し、管理費を支払っている方も多いと思います。
HPは維持費がかることをご理解ください。
アクセス解析をすべきかどうか
どちらかときかれたら答えはひとつ、アクセス解析はすべきです。
アクセス解析からはどんなユーザーがHPのどのページにたどり着いてどんなページを見てどんなアクションをしたのかがわかります。
防犯カメラみたいなものです。
見てほしいページにたどり着いてるのか、してほしいアクションを起こしているかを解析し、HPの修正に活かすことができます。
HPは公開したら完成ではありません!
webは制作して公開したら終わりじゃないからね!
情報を構築して、更新して、アクセス解析をして、改善を加えて…
せっかく作ったのに出来上がったらほったらかしにしておくのはもったいないね!
本当にクライアントさんにとってwebサイトが必要なのか、見極めるのも大事だね( ^ω^ )